菅新政権への期待、「皆持っている」−全自病・邉見会長(医療介護CBニュース)

 全国自治体病院協議会(全自病)の邉見公雄会長は6月10日の記者会見で、8日に発足した菅新政権について、「期待は皆持っている」と述べた。その一方で、「われわれは政権が代わっても何ら変わることはない。今まで言っていたことを言う」とした。

 邉見会長はまた、今年度の診療報酬改定について「困っている産科、救急、小児、外科の重点項目に(点数が)付いた。メリハリのある改定だったことは間違いない」と述べた。その上で、次回には、▽慢性期医療などに点数を付ける▽地域特性に基づいた評価を導入する―ことで、「日本の医療が少し救われると思う」との見方を示した。

 中島豊爾副会長は、「民主党の政策は部分的に見ると、ちぐはぐなことが結構ある」と指摘。「メリハリを付けた政策を続けてほしい」と述べた上で、「特に医療では、どの診療科も救急などは入院によらないとやれない部分がある。残りの一般的な医療は、できるだけ在宅、地域の中で生活をしながら提供していくことがどうしても必要だと思う」との考えを示した。


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ネット選挙運動解禁、公正性確保など課題山積(読売新聞)

 与野党は26日、夏の参院選に向け、選挙期間中のホームページの更新を認めるなどインターネットを利用した選挙運動の解禁で足並みをそろえた。

 しかし「参院選での解禁ありき」の議論は否めず、公正性の確保など問題点は山積しており、本格的な解禁は今後の課題として先送りされた。

 ◆待ったなし

 「第一歩を踏み出した点では非常に大きかった」

 各党協議会で座長を務めた民主党の桜井充参院政策審議会長は26日、合意をまとめあげてほっとした表情を見せた。

 桜井氏が指摘するようにネット選挙運動の解禁は、総務省の研究会が2002年にホームページの更新容認を求めてから9年越しの課題だった。ネットに関する議員の理解が乏しかったことや、ネットを使えない有権者への配慮もあり、見直し論議は進まなかった。

 しかし、総務省によると昨年末の国内のネット利用者は9000万人を超えるなど、議員や政党の政治活動もネットの恩恵に負うところも大きくなっている。昨年の衆院選では、民主党や自民党などが「通常の政治活動の一環」と主張して選挙期間中のホームページ更新に踏み切るなど、なし崩し的な「解禁状態」となっており、見直しは待ったなしになっていた。参院選が迫り、今年4月にようやく協議の席についた各党は、文字通りの突貫作業で合意をまとめ上げた。

 ◆抜け穴

 自民党は今年4月、ホームページとブログの更新に加え、メールや簡易投稿サイト「ツイッター」も解禁する公職選挙法改正案を衆院に提出した。しかし、各党協議では、メールについて、民主党などから「誹謗(ひぼう)中傷に使われる」といった慎重論が出て、今回の解禁の対象から外された。「ネットを使えない人にも配慮すべきだ」といった声もあがり、26日の合意は「各党の主張の最大公約数」(自民党幹部)をとりあえずまとめたものとなった。

 与野党は今回の合意を踏まえ、ネット選挙運動に関する具体的な運用指針を近く作成する方針だ。

 しかし、実際の運用には課題も多い。

 例えば、爆発的に利用者が増えているツイッターの扱い。各党協議では「なりすましによる虚偽情報を防げない」といった懸念が出たが、受け手の意思に関係なく送りつけることができるメールと違い、ツイッターは読む人が自分の意思で閲覧するためホームページやブログとの区別が難しい。このため与野党は、ツイッターを解禁対象から除外せず、候補者に利用の自粛を呼びかけることで折り合ったが、今回の与野党合意に参加していない新人候補者らへの自粛が徹底できるかどうか不透明だ。

 また、与野党は、電子メールによる選挙運動の解禁を今回見送ったが、膨大な情報がやりとりされるネット空間で、こうした禁止事項が守られているかを確認することは極めて困難だ。

 与野党は今回の見直しを踏まえ、参院選後に改めて協議を行う方針だ。

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